concept

縁日に並ぶきらきらの指輪。

ピンク色のお姫様の絵本。

透明の石がついた宝石箱。

幼い頃に大好きだった「可愛い」を大人になっても身に付けたくて、giseleは生まれました。

あの日の憧れを乗せたジュエリーが、
年月、容姿、性別を超えて貴方を癒やしてくれますように。
自分の「好き」を大切にする時間を持てますように。
誰かと比べることなく、自分自身を大切に出来ますように。

giseleのジュエリーが誰かの心を豊かに出来たなら、それ以上に幸せなことはありません。



自己紹介と、昔憧れた世界への想い

はじめまして。
私は、レースたっぷりのドレス、ビーズやリボン、プラスチックの石がついたキラキラのおもちゃ、絢爛なお屋敷やお城が大好きです。
セーラームーンと共に育ち、ホグワーツからの入学許可証を待ち続け、大人になった現在は隙あらばディズニーリゾートに行きたがるような、
少し夢見がちな人間です。

giseleは、この「可愛くて大好きなものたち」を身につけるため、そして「可愛い」が大好きな誰かの心を豊かにするために生まれました。
そしてその心と共に、何代にもわたって継承され続けるものづくりを目指しています。


私には、「可愛い」だけで物事を選べなくなってしまった時期がありました。

他人の視線が気になり、他人と比較し、他人より劣っていると感じていました。
『私がこんなに可愛いものを着たら揶揄われるんじゃないか』
『私はピンクを持つようなキャラクターじゃないだろう』
『あの子はレースもリボンも似合うけど、私は……』

大小様々な私の個性を、他人の個性と比較して落ち込み、次第に「可愛い」世界を遠ざけるようになりました。

そして、身の回りのものは全て自分に似合いそうなものの中から選びました。
きっと多くの人が経験する、ありふれた話だと思います。


他人の視線や評価、存在しない“普通”に心を押し潰されたままで幸せになれるほど、人の一生は長くありません。

けれど、他人の視線や評価や“普通”を気にしてしまうことは、悪いことだとも思えません。

人は物事を選択する自由を持っていて、その時々で大切にしたいことを選んでいます。
私は、その選択の連続が“個”を作ると考えています。

他人の視線が気になり可愛いを遠ざけた出来事は、当時の自分を守るために必要な選択でした。

『これなら自分に似合いそうだ』と選んだものたちは、私を安心させてくれました。
そして意外にも心に馴染み、たくさんの「好き」をくれました。
クローゼットの中のお洋服たちは、今この瞬間にも私を安心させてくれているし、心を満たしてくれています。


それでも、「可愛くて大好きなものたち」も身につけてみたいと憧れてしまいました。

だから「可愛くて大好きなものたち」を、小さな小さな指輪の世界に詰め込みました。

嬉しいとき、悲しいとき、
特別な日も、何でもない日常も、
ふと、手元を見たときに何時でも愛せるように。

可愛い指輪は、安らぎで満たされた心をさらに幸せで溢れさせてくれました。


今日も楽しみながら、心の奥底が望む可愛い指輪を身に付けます。
この指輪が一粒のアクセントとして、私という“個”を作ってくれていることでしょう。

あの日の憧れを乗せたgiseleのジュエリーが、
年月、容姿、性別を超えて、誰かの心を豊かにできたら嬉しいです。